弁護側の証人
集英社文庫(日本)
小泉 喜美子
2009年4月25日
集英社
693円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。
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してやられた感を求めている人におすすめの一冊
読了まで6日間もかかってしまった。 終盤まで面白くなかったのだ。 少し読んで、解説が道尾秀介だったのでそちらを読んでみると、こう書いてあった。 『弁護側の証人』は僕にとって秘密の場所だった。ある人に勧められて一読して以来、誰にも教えたくない一冊だった、と。 道尾秀介がそう言うなら…と、ネタバレする前に読み進めてみたものの、“どうせこういうお話でしょ”と予想がついたし、このさき面白くなりそうにも思えなかった。 ところが… やられた。 完全に騙されていた。 作者の思わく通りに。 違和感を抱いたのに、それを見事に利用されていた。 私は本を買うとブックカバーを着ける。本を痛めたくないし、裏側のあらすじを読みたくないからだ。 だから気付いたのは読了後なのだが、文庫の帯には「読者を欺く超絶トリック」と謳っている。 ちなみに帯の裏面には各氏絶賛と書かれている。 我孫子武丸 【今だからこそ、広く読まれて欲しい一冊】 綾辻行人 【「弁護側の証人」を読む、それはすなわち極上の魔法を体験するということである】 宇江佐真理 【これはミステリーという名の騙し絵である】 千街晶之 【騙しのテクニックのルーツがここにある】 貫井徳郎 【驚きのどんでん返し!絶対騙されるぞ】 法月綸太郎 【ダメ男の王子様と、戦うシンデレラ。起死回生の逆転愛が待ち受ける必読の名作】 この手のミステリーは何度も読み返したくなるものではないけれど、驚きを体験できたので満足している。
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