弁護側の証人

集英社文庫(日本)

小泉 喜美子

2009年4月25日

集英社

693円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。

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書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

小泉喜美子「弁護側の証人」

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0
2019年12月15日

みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

してやられた感を求めている人におすすめの一冊

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3.5 2021年12月21日

読了まで6日間もかかってしまった。 終盤まで面白くなかったのだ。 少し読んで、解説が道尾秀介だったのでそちらを読んでみると、こう書いてあった。 『弁護側の証人』は僕にとって秘密の場所だった。ある人に勧められて一読して以来、誰にも教えたくない一冊だった、と。 道尾秀介がそう言うなら…と、ネタバレする前に読み進めてみたものの、“どうせこういうお話でしょ”と予想がついたし、このさき面白くなりそうにも思えなかった。 ところが… やられた。 完全に騙されていた。 作者の思わく通りに。 違和感を抱いたのに、それを見事に利用されていた。 私は本を買うとブックカバーを着ける。本を痛めたくないし、裏側のあらすじを読みたくないからだ。 だから気付いたのは読了後なのだが、文庫の帯には「読者を欺く超絶トリック」と謳っている。 ちなみに帯の裏面には各氏絶賛と書かれている。 我孫子武丸 【今だからこそ、広く読まれて欲しい一冊】 綾辻行人 【「弁護側の証人」を読む、それはすなわち極上の魔法を体験するということである】 宇江佐真理 【これはミステリーという名の騙し絵である】 千街晶之 【騙しのテクニックのルーツがここにある】 貫井徳郎 【驚きのどんでん返し!絶対騙されるぞ】 法月綸太郎 【ダメ男の王子様と、戦うシンデレラ。起死回生の逆転愛が待ち受ける必読の名作】 この手のミステリーは何度も読み返したくなるものではないけれど、驚きを体験できたので満足している。

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バッハ

🐶「もっと尻ケツを振れえ!」⚠

starstarstar 3.0 2020年09月14日

📝弁護側の意外な証人とは? 古き良き時代の推理小説✨ 1963年⁉刊行だが十分に楽しめる。 ミミイ・ローイ 最高! エダのような親友も欲しい。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年08月13日

作品としては古いもので古典ミステリーと呼ばれるのか。復刊ということで時代を感じる言い回しなどもあるけれどミステリーとしては最後まで真相がわからず読み終えてから納得。途中法廷のシーンでは混乱して読み返したりするけれどそれも想定内か。かつての2時間ドラマにありそうな内容だった。

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