神々の山嶺(下)

集英社文庫(日本)

夢枕 獏

2000年8月23日

集英社

1,100円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

その男、羽生丈二。伝説の単独登攀者にして、死なせたパートナーへの罪障感に苦しむ男。羽生が目指しているのは、前人未到のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂だった。生物の生存を許さぬ8000メートルを越える高所での吐息も凍る登攀が開始される。人はなぜ、山に攀るのか?永遠のテーマに、いま答えが提示される。柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(18

starstarstarstar
star
4.17

読みたい

4

未読

34

読書中

0

既読

111

未指定

103

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

古今東西の本棚

(無題)

starstarstar
star
3.5 2022年05月15日

後半は、エベレスト冬季南西壁無酸素登頂に羽生丈二が挑む話に流れていきます 。わたしは、iPad片手に羽生が本書で通ったルートを写真で見つつ読みすすめました(文明の利器は便利 )。ベースキャンプ近くにあるアイスフォールから圧倒されます。氷雪の一個一個が象よりでかい。カメラマンの深町が羽生の後を追ってエベレスト南西壁に向かうあたりから物語は一気にヒートアップして一気に読みきりました 。「山は麻薬だ」という言葉はどこまで真実なのか?多くの人が山に向かうのを見ると答えは自ずから見えているのかも。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください