凍氷

集英社文庫

ジェイムズ・トンプソン / 高里ひろ

2014年2月20日

集英社

902円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

フィンランドはユダヤ人虐殺に加担したかー歴史の極秘調査ともみ消しの指令を受けたカリ・ヴァーラ警部。ヘルシンキで起きたロシア人富豪妻の拷問死事件の捜査においても警察上層部から圧力がかかる。さらにカリを襲うのは原因不明の頭痛。妻のケイトは彼を心配するが、臨月を迎えた妻をこれ以上不安にさせることはできない…。激痛に耐えながら挑んだその結末とは?好評極寒ミステリ第2弾!

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

前作が非常に面白かったので読んでみました。前作を上回る面白さ! フィンランドの田舎で警察署長をしていた主人公は前作での功労を評価され、アメリカ人である妻の要望も取り入れて首都ヘルシンキに転勤してきています。 ここで配給の拳銃弾をダムダム弾に改造するIQ174の変人とコンビを組むのですが... 拷問の末に殺された女性の捜査に加えてフィンランドがナチに加担していた証拠となる老人の捜査~なんとか無実にしてしまえという国家レベルの圧力をうける~をかかえるうえ、妻が出産間近という状況。 捜査の進展に加えて個人のゴタゴタもありごちゃまぜの状況が収束していく様が見事。 かなり力のある作家で自作が楽しみ。面白かった!

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