
桃源
黒川 博行
2019年11月26日
集英社
2,200円(税込)
小説・エッセイ
沖縄の互助組織、模合。 グループで毎月集まって金を出し合い、欲しい人間から順に落札するこの制度で集めた、仲間の金六百万円を持ち逃げした比嘉の行方を追うこととなった大阪府警泉尾署の刑事、新垣と上坂。 どうやら比嘉は沖縄に向かったらしいという情報をつかんだ二人が辿り着いたのは、沖縄近海に沈む中国船から美術品を引き上げるという大掛かりなトレジャーハントへの出資詐欺だったーー。 遺骨収集、景徳鎮、クルーザーチャーター。様々な情報と思惑が錯綜するなか、真実はどこに向かうのか。著者過去作の『落英』に登場した上坂が新たに組んだ相方は沖縄出身の色男・新垣。新結成の警察コンビが事件の謎に迫る! 「黒豆コンビ」、「ブンと総長」など初期警察小説から三十余年、黒川博行の新たな正統警察捜査小説シリーズ、ここに誕生。刑事・新垣遼太郎×上坂勤が南西諸島を舞台とするトレジャーハント事件に挑む。 【著者略歴】 黒川博行(くろかわ・ひろゆき) 1949年愛媛県今治市生まれ。1983年『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれ、翌年同作で小説家デビュー。1986年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、1996年「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞を受賞。2004年、大阪府警シリーズ「刑事吉永誠一 涙の事件簿」が、テレビ東京系『水曜ミステリー9』でスタート。2014年『破門』で第151回直木賞を受賞。
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Eugene
黒川さんの冴えがない。
いつもの黒川節がない。 冴えがなく、正直、寂しい。 浪速刑事物だが、相棒のハチャメチャさが際立たず、平凡な著作で終わってしまっている。 どうしたのかな? 次回作に期待したい。
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