燕は戻ってこない

桐野 夏生

2022年3月4日

集英社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

北海道での介護職を辞し憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極め、未知の「生殖医療ビジネス」に誘われる29歳女性・リキ。バレエ界の「サラブレッド」としてキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子の誕生を熱望する43歳男性・基。その妻で、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めざるを得ず、「代理母出産」という選択をやむなく受け入れる44歳女性・悠子。それぞれのままならぬ現実と欲望が錯綜する、ノンストップ・ディストピア小説!

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

代理する女と代理される女。その「割り切れない」心を、桐野夏生はまっすぐ容赦なく描く。阿らず加担せず冷徹に。

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0
2022年03月07日

みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

代理母等しんどい話 読み疲れた

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2.4 2023年04月06日

Readeeユーザー

全体的に軽いかな

-- 2023年01月03日

命の話なのに軽いなあと思いました。旦那さんは自分のDNAに拘っているけど、育てられるのかな?母親任せ? 奥さんの方は代理母自体にあまり乗り気でもないのに、大丈夫かな。心配です。産むより育てるほうが大変なのに。 リキの行動はなんだかな、ですがむしろこちらの方気持ち共感しやすいです。 二人の子どもが幸せに育ちますように!

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バッハ

🐶東京は現在進行形❢

starstarstarstarstar 5.0 2022年03月11日

📝この人の紡ぐ物語は「怖いもの見たさ」で読む。 「りりこ」は作者の投影のような気がする。とても好ましい。 「去勢しても虚勢を張る。オスはオス」 ダジャレを思いついたら書いてしまいたい、そんな茶目っ気が可愛いような、と言ったら失礼か。

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