文明の衝突

サミュエル・ハンチントン / 鈴木 主税

1998年6月30日

集英社

3,190円(税込)

人文・思想・社会

これは、孤立する日本の未来を予測する衝撃の書なのか。21世紀の国際情勢を大胆に予測する衝撃の書。世界的な国際政治学者、戦略家S・ハンチントン教授が発表した挑戦的ベストセラー、待望の刊行。

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古今東西の本棚

(無題)

starstarstar 3.0 2022年05月15日

本書は、1998年に刊行され「紛争は文明と文明の断層線で起きる」との考えから、現代の世界を俯瞰しています。本書が21世紀を予言しているかの書評もあったので、真偽を確かめてみたいという好奇心から 読んでみました。 文明の枠組みが大きすぎてレッテル貼りのように思えたこと、紛争と経済の関係の記述が乏しいと感じたこと、 文明間の境目は広範囲に曖昧ではないかという点から、本書の結論に疑問を感じました。本書における将来の予測は、一部的中しているように思えますが、当てはまらないものもありました。それでも、21世紀の不安定な世界の中で本書の価値は高まって行くと思います。あなたは、本書の「予言」を信じますか?

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