神無き月十番目の夜(小学館文庫)
飯嶋 和一
2006年1月1日
小学館
701円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
慶長七年(一六〇二)陰暦十月、常陸国北限、小生瀬の地に派遣された大藤嘉衛門は、野戦場の臭気が辺りに漂う中、百軒余りの家々から三百名以上の住民が消えるという奇怪な光景を目の当たりにする。いったいこの地で何が起きたのか?嘉衛門はやがて、地元の者が「カノハタ」と呼ぶ土地に通ずる急峻な山道で、烏や野犬に食い荒らされるおびただしい死体を発見した。恭順か、抵抗かー体制支配のうねりに呑み込まれた土豪の村の悪夢。長く歴史の表舞台から消されていた事件を掘り起こし、その「真実」をミステリアスかつ重厚に描いて大絶賛された戦慄の物語。
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yamaura
隠された歴史というか、マネジメント能力というか。
茨城の農村、一揆の話。 当時の農民がどのように苦しい生活をしていたのか、町村としてどのような秩序を元にしていたのか。そのような事に思いを馳せる事ができる、良い歴史小説だと思う。 歴史というか、マネジメントの大切さを描いてる気もするけど…部下が勝手に動いてダメになったり、上司がもっと気を配っていれば防げた事態だったり…
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