どこへ向かって死ぬか

小学館文庫

片山恭一

2014年9月5日

小学館

671円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

人間はもはや壊れつつあるのかもしれない。自由で幸福な社会で暮らしているはずなのに、どうしてこんなに生きづらいのだろう。未来が描けず、孤独や絶望を抱えたまま、私たちはどこへ向かって歩いていけばいいのだろうー。答えを求め考えつづけ、私たちは変わらなくてはならない。『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ベストセラーになったものの、そのことで虚無感に苛まれた著者が、ふと手にした孤高の哲学者・森有正のエッセー群。パリでの孤独な生活を選び、そのまま彼の地で人生を終えた森の「死に方」から、著者は人間のあるべき姿と「生き方」を見つけていく。

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