係長・山口瞳の<処世>術
小学館文庫
小玉 武
2014年12月5日
小学館
715円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
昭和三十三年、失業中の山口瞳は、寿屋(現・サントリー)に入社し、宣伝部でコピーライター・PR誌「洋酒天国」編集者として多忙な日々を過ごす。そして三十七年、著者が新卒社員として寿屋に入社すると、直属の上司は、「宣伝技術課係長・山口瞳」だった。サラリーマンとしてマジメに勤務しつつ、「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞を受賞した山口瞳は、会社員として、社会人として、男として、人間として、そして作家として、どう生き、どう身を処したのか。『「洋酒天国」とその時代』で第二十四回織田作之助賞を受賞した著者が活き活きと描く、作家・山口瞳の原風景。
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