極卵

仙川 環

2016年1月4日

小学館

737円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

天使の卵か悪魔の卵か…。吉祥寺にある有名自然食品店で売られていた卵は、極上の卵『極卵』という名前で人気の商品だった。しかし、この卵を原因とする食中毒事件が発生。時間が経つうちに発症者が増え、多数の死者が…。餌、衛生管理は完璧だったはずなのになぜ汚染されたのか。元新聞記者の瀬島桐子が事件を追い始める。原因究明が難航する中、過激なまでに業者を糾弾していく消費者団体、話題性抜群と事件を煽るメディア各社。そして事件の裏には遺伝子組み換え食品を巡る大企業の影も…。医療ミステリーの第一人者の著者が現実の先を描く傑作長編小説。

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