逆説の日本史 19 幕末年代史編2 井伊直弼と尊王攘夷の謎
井沢 元彦
2016年4月6日
小学館
814円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
すべては、ひとりの老中の判断ミスから始まったー。「幕府VS水戸藩」の確執は、誤解が疑念を呼び、ますます過熱化。さらに孝明天皇の名で出された「密勅」の存在が明らかになるや、大老・井伊直弼による凄惨な「大獄」の嵐が吹き荒れることとなった。そしてその報復として行なわれたのは、「大老暗殺」という前代未聞の大事件だった!
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桜田門、前後2年
一冊まるごと維新前夜の解説。勤皇思想と開国についてその背景を熱弁されています。この時期一つ一つのデシジョンが違ったものになっていれば、維新の結果はとんでもなく違っているのでしょうが、例えばそのひとつ井伊直弼でなく越前の松平春嶽が大老になっていればとか、井伊直弼のブレーンがもう少しマシな人を選んでいればとかをはじめとして、想像を掻き立てるポイントが満載で、とても面白く読ませてもらいました。
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