銀座のカラス(下)

椎名 誠

2016年6月7日

小学館

825円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

前任者の突然の退社により、右も左も分からないまま、デパート業界誌の編集長となってしまった松尾勇は、酒場でケンカをして留置場に入れられたり、先輩社員たちとの麻雀で大負けしたりと、慌ただしい毎日を過ごしていた。そんな松尾の心の支えとなっていたのは、親友の町田を通じて知り合った海老名千鶴の存在だった。徐々に仕事のコツを掴み、念願の部下もできた松尾は、さらなる野望に向けて新たな一歩を踏み出した!『哀愁の町に霧が降るのだ』『新橋烏森口青春篇』に続く自伝的青春小説の傑作。

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