口中医桂助事件帖 かたみ薔薇〔小学館文庫〕
和田 はつ子
2011年5月31日
小学館
607円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
桂助に平穏な日々が訪れたと思ったのも束の間だった。側用人の岸田正二郎の指示で、桂助は旗本田島宗則のもとから十年前にいなくなった娘の行方を探し始める。一方、下っ引きの金五の恩人だった喜八が殺され、金五も足に大けがを負う。そして、手習塾の女師匠ゆりえが殺害される。また、長い間行方不明だった金五の両親が遺体で発見され、さらには志保の父・佐竹道順や横井宗甫に魔の手が!被害者の多くには、前歯に二本の黒い線が彫られていた。犯人捜しをする桂助だったが、不可解な印はなぜ付けられたのか。さらなる敵を予感させる、人気シリーズ第十一弾。
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