事の次第

佐藤 正午

2011年9月30日

小学館

607円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

今年四十歳になるタクシー運転手の武上英夫には秘密が三つあった。そして彼の妻にも危険な男との過去があった。夫婦関係、恋人関係、不倫関係、一晩きりの関係…それぞれの事情を抱えた男と女がありふれた日常を踏み越えたとき生み出されるドラマが、巧みに交錯していく連作小説。妻の浮気相手と対峙するため新聞記者が拳銃を入手する表題作をはじめ、妹のせいで結婚できない三十五歳の美容師の恋を描いた「姉の悲しみ」、街の裏社会に生きる少年の素顔が表出する「七分間」など技巧が光る七篇所収。珠玉の作品集『バニシングポイント』を改題し、新装版として刊行。

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