カラーひよことコーヒー豆

小川 洋子

2012年9月30日

小学館

594円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ふつうの一日が愛おしくなるエッセイ集 『博士の愛した数式』などで知られる作家・小川洋子さんのエッセイ集が待望の文庫化。新たに書き下ろしも収録、人気イラストレーター寺田順三さんによる愛らしい装画も文庫オリジナルです。 インドとドイツの区別がつかなかった子供の頃。「君、明治生まれ?」とボーイフレンドに揶揄された学生時代。身近なエピソードからはじまり、たった文庫本5ページ弱で人生の真理にまでたどり着く展開は、作家ならではの発想の豊かさゆえ。そんなエッセイの醍醐味を堪能させてくれる31の掌篇が詰まった、宝石箱のような一冊となりました。 小説を書くとき、登場人物の職業を最も重要視するという著者が働く女性に向けるまなざしは、温かな励ましに満ちています。そして、繰り返される日常こそが、かけがえのない幸せなのだと、読むものに気づかせてくれるのです。 解説は、モデル・女優として活躍中の菊池亜希子さん。 09 世界一孤独な人 14 幸福なお化粧 19 思い出からやって来る人 24 働く人の姿 29 大人の女性とは 34 本物のご褒美 39 黙々と労働する人 44 言葉の天使、通訳という仕事 49 人と人が出会う手順 54 神様の計らい 59 誰だって昔は 64 料理の喜び 69 小さな命に救われながら 74 ただごとじゃない人生 79 思い出のリサイクル 84 美しい祝福 89 当たり前の愛情 94 千年の時が与えてくれる安堵 99 人と人を結びつける本 104 結晶のような個性 109 楽しみ上手な人 114 ジュウシマツの芸術 119 カラーひよことコーヒー豆 124 いとおしい気持ちになれる時 129 引越しに思うこと 134 靴は人生の同伴者 139 世界の周縁に身を置く人 144 届かなかった手紙 149 理想の一日 157 ラブとお別れ 162 子離れダイエット 168 あとがき 172 文庫版あとがき 176 解説 菊池亜希子

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