左京区七夕通東入ル

瀧羽 麻子

2012年4月30日

小学館

680円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

キュートな「京都の恋」を描く青春恋愛長編 「たっくんて呼んでいい?」京都での学生生活も4年目を迎えた七夕の夜、主人公の花は友人のアリサから合コンに誘われ、たっくんと出会う。三条木屋町の店にひとり遅れてあらわれた彼は、その場にはそぐわない一風変わった雰囲気の持ち主だった。文系の学生で数学嫌いの花にとって、理学部数学科のたっくんは謎に満ちていて、彼の暮らす学生寮の友人たちもかなりキテレツな理系男子ばかり。食べ物にうるさい巨漢アンドウくんの研究対象はミクロの遺伝子、おかっぱ頭のヤマネくんは工業化学科で専攻テーマは爆薬。ゆかいな仲間たちに囲まれ、花はこれまで経験しなかった不可思議でにぎやかなキャンパスライフに巻き込まれていくが、いまどき携帯電話も持たないたっくんとの距離はゆるやかにしか縮まらない。バイト先の古着屋の店長・陽子さんらの助言を受けつつ、やがて花は恋のライバルが「数学」であることを知るーー。寮でのたこ焼きパーティー、鴨川デルタでの花火、自転車デート、学園祭、卒業旅行……学生の街・京都を舞台に、かけがえのない時間と仲間たち、ほっこりと育まれる等身大の恋を描く。甘酸っぱい記憶を呼びさますたまらなくキュートな青春恋愛小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 単行本刊行時、多くのメディアから注目を集め、『ダカーポ最高の本2010』では「女子読み恋愛小説第1位」に選出された話題作の待望の文庫化です。 『うさぎパン』が人気の著者による、乙女度急上昇間違いなしのキュートなキュートな青春恋愛長編。2012年4月刊行の単行本『左京区恋月橋渡ル』は本作の姉妹編で、どちらの作品からでもお愉しみいただけます。

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長江貴士

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瀧羽麻子「左京区七夕通東入ル」

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2019年12月17日

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

久々すらすら読めた&面白かったぁァ!!

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4.5 2018年11月25日

本日読み終わりました。 久々本当に当たりの本だった!! 自分と同じ学年で同じ立場だったから主人公花の気持ちも分かる部分も多かったし、大学生って感じだなー青春だなと思いました。 しかし、こんな青春したかったなって思ったのも事実。 なかなか現実はそう甘くなかった。。。大きく違う部分もあります。 でも、実際にあるような、本当に理想的な大学生活の楽しさを表現している感じがした。 姉妹本も読みたくなりました♪まだ作者さんはお若いんですね!歳もある程度近いし、文体も読みやすくてまたこの作者さんの他の話も読んでみたいと思いました。 お気に入りの一冊になりそう。大学生のうちに読めてよかった。今だからこその共感ができる部分があるなと思いました。

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