
中国人が選んだワースト中国人番付
ーやはり紅い中国は腐敗で滅ぶー
小学館新書
遠藤 誉
2014年4月1日
小学館
814円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
「中国人民よ、専制は必ず滅亡する!」 安倍総理の靖国参拝で、「日中関係はこれまでにないほど悪化した」と言われている。しかし、2013年暮れの靖国参拝でも尖閣国有化1周年、満州事変記念日にも反日デモは起きなかった。いや、習近平政権は反日デモを起こせなかったのだ。なぜか。中国共産党、高官の腐敗は凄まじく、一党独裁が生んだ貧富の格差は、日本人の想像を絶する。 「中国人民は今もなお専制という悪魔の爪の下で苦しみ、もがいている。しかし希望を捨ててはいけない。君知らずや、建国以来どれだけ多くの英雄が人民の自由のために強権を恐れず不屈の魂で命を賭して戦ったかを!人民はいま目覚め、悪魔は怯えている。専制は必ず滅亡する!」--14年元日、ネットにこうした前文に続いて「クズ中国人番付」がアップされ、瞬く間に消されたが、グーグル香港に転載され一気に広まった。中国人が選んだ「クズ集団」と「クズ中国人」番付には庶民の怒りと心情が反映されている。その中身とは。 習近平が恐れる「6億の網民(ネットユーザー)」と国民の怒りが沸点に達したとき」“紅い中国”は滅ぶ。 【編集担当からのおすすめ情報】 著者の遠藤誉さんは旧満洲の長春生まれ。国共内戦の惨禍で家族を失った経験を持っています。53年、やっと帰国でき、苦学した後、筑波大学名誉教授にまでなり、現在は東京福祉大学国際交流センター長を務めています。そして中国社会科学院客員教授も務めました。その情報の確度の高さ、分析力には定評があります。この本を読まれた読者はきっと驚かれると思います。 習近平政権は「ぐっとこらえて反日デモを抑制している」のではなく、反日デモを許したら、それが腐敗した共産党への怒りに転化し、政権が倒されかねないと懸念している、そんな状況にあることが手に取るようにわかる本です。見方を変えれば、日本はこの状況を逆手に取れるアドバンテージを持っていることになるかみしれません。
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