
僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。
小学館新書
出雲 充
2017年2月1日
小学館
990円(税込)
小説・エッセイ / 科学・技術 / 新書
0.05ミリの生物に賭けた起業家の挑戦 5億年前に地球に誕生したミドリムシは、植物と動物両方の性質と、59種の栄養素をもつハイブリッドな生物だ。この0.05mmの生命体は世界の食糧、環境、エネルギー問題を解決する可能性を秘めている。 1998年、東京大学在学中にバングラデシュを訪れた出雲充は、深刻な貧困に衝撃を受ける。「世界から飢餓をなくしたい」--そんな思いを胸に”魔法の食べ物”を探し始めた出雲が着目したのが、ミドリムシだった。 しかし、ミドリムシで緊急時の食糧や国産エネルギーを賄おうという国家プロジェクトは、80年代から20年間あらゆる策を尽くした結果、失敗に終わっていた。出雲は大学卒業後入行した銀行を一年で辞め、不可能と言われるミドリムシ培養に人生を賭ける決意をする。 '05年バイオベンチャー「ユーグレナ」を設立した出雲は、培養プールの確保ほか様々な困難、挫折、逆風を乗り越え、遂に世界初のミドリムシ大量培養に成功。'20年までにミドリムシ燃料によるジェット機の離陸を目指す。 「この世にくだらないものなんてない」と言う若き起業家の、不可能を可能にする情熱と奮闘の軌跡。起業を目指す人、何かに挑戦したい人必読の書。 【編集担当からのおすすめ情報】 2015年にユーグレナが設立した投資ファンド「リアルテックファンド」の話も。著者が憂える日本のベンチャー投資の危機的な状況とは? 青色LED、iPS細胞、リチウムイオン電池などに続き、日本人が生み出す「破壊的イノベーション」が海外に流出するのを防ぐために、何をすべきなのか。
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