惜みなく愛は奪う
有島武郎評論集
新潮文庫
有島武郎
2000年4月5日
新潮社
817円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
愛は奪う本能、吸引するエネルギーである。-『白樺』創刊に携わり、わが国最初の実存主義者とも言われた有島武郎の生は、近代日本の青春の縮図でもあった。「本能的生活」の追求者、新しい女性論の旗手、広大な私有地の無償解放、婦人記者との心中など、波瀾のドラマのさなかで書き綴られた深い思考の足跡を、文庫本未曽有の規模で収めた、初の評論集大成。
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