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雄気堂々 下
新潮文庫 しー7-4 新潮文庫
城山 三郎
2003年8月31日
新潮社
825円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
フランスから帰国した栄一は、明治新政府の招きで大蔵省に入り、国づくりの熱っぽい雰囲気の中で活躍するが、やがて藩閥の対立から野に下り、かねてからの夢であった合体組織(株式会社)を日本に根づかせるべく歩みはじめる…。一農夫の出身であり、いずれの藩閥にも属さなかったにもかかわらず、いかにして維新の元勲と肩をならべる最高指導者となっていったかをたどる。
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ケムケム
明治維新から千代が他界するまで。最晩年は描かれていない。
下巻は、明治維新から一人目の妻である千代が死去するまで。栄一と三菱の創業者である岩崎弥太郎の壮絶な争い。大隈重信とのあれこれ。興味深く読んだ。様々な妨害工作があろうとも、志を曲げず真っ直ぐに自分の道を貫こうとする栄一に感動する。 しかし、この本では晩年の栄一とその家族については描かれていないのが少し物足りない。結局、他の作者の本も探してしまいそう。
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