雪花草子
新潮文庫
長野まゆみ
2012年8月31日
新潮社
506円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
都の北東、深山に棲まう白薇童子は、父・地雷鬼の強くあれという望み虚しく朱唇艶やかな美貌の夜叉。これを母の仇と討伐に向かった中納言の嫡男・琉璃若。宮処で対峙したものの、半陰陽の童子にいつしか心奪われ…不思議な縁を描く「白薇童子」他、夜叉に堕ちゆく美しき舞手の苦悩、将軍家に生を受けた双子の運命の悲哀など、心に巣食う残虐性を流麗な文で綴った官能溢れる草子3編。
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(無題)
この作者としては少し異色。レトロな雰囲気を漂わせながらも基本的に現代的な世界で少年たちに起こる不思議な出来事を描いたファンタジー風の作品とはさまざまな点で一線を画している。 日本の中世的な世界を舞台に描かれる妖異譚三篇。 少年が主人公である点は変わらないが、古い時代に設定してあるのとプロットが比較的しっかりしている点が新鮮。糞尿譚的シーンではさすがにドン引いてしまいましたが、文章は相変わらずきらびやかで美しいので、それだけで陶然となってしまう。
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