ここ過ぎて(下)
白秋と三人の妻
新潮文庫
瀬戸内晴美
1987年3月31日
新潮社
523円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ようやく生活が安定するかに見えた矢先、章子が若い記者とともに姿を消すという悪夢のような事件がおこり、二人の仲は断たれる。白秋は間もなく三番目の妻菊子と結婚し幸福な家庭を築くが、離別した章子は落ちつく家もなく各地を転々としたあげく、生家にもどって狂死する…。烈しく燃えた女流詩人章子の生涯を中心に、白秋と3人の女たちの波瀾に満ちた愛の軌跡をたどる。
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