危機と克服 [下]
ローマ人の物語 23
新潮文庫
塩野 七生
2005年10月31日
新潮社
572円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
ヴェスパシアヌスの長男として皇位に就いたティトゥスは誠実を身上とし、ヴェスヴィオ山の噴火によるポンペイの全滅、そして首都ローマの火災という惨事にも対策を怠らなかった。しかし、不運にも病に倒れ、その治世は短命に終わる。続いて皇帝となった弟ドミティアヌスは、死後「記録抹殺刑」に処せられる。帝国の統治システムを強化し、安全保障にも尽力したにもかかわらず、なぜ市民や元老院からの憎悪の対象になったのか。
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(無題)
死刑より恐ろしい記録抹殺刑。
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