首折り男のための協奏曲

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いつ繋がるか繋がるかと期待しながら読んでしまった。 しかも以前にセミンゴで脱落した本だった。 今回も同じ所で諦めかけながら何とか読み切ったが、2度と間違えて買わないようにするだけの為に手元に置いておく。

短編 つまらない

個人的には、あまり好きではなかったです。 首折り男ってのが、全面的に出てほしかったです…。

出たー！連作短編集！と思いきや、色んな雑誌に載せた短編を集めて、手を加えたものらしい。 だから、全てが絡み合ってる訳ではない！そこがまたいい。解説も面白い。

伊坂幸太郎の世界ならでは。 優しい犯罪者。 伊坂幸太郎の例えが大好き。 おもしろー！と思う、そこに大切なものがあるから。 パラレルワールドは最近、よく考えていたのでタイムリーに出てきて嬉しかった。 もしも…、あの時…、今の私は…、そういう世界が絶対ないとはいえない。あり得なくはないと思っている。 伊坂幸太郎の話に出てくる救いは暖かい幸せ。 特に最後の合コンの話が好きだった。 関係ないけど、私の名前を伊坂幸太郎が本の中で登場させるとしたら、どんな役柄になるのかなーって思った。犯罪組織の仲間だと良いな！！（笑）

首折り男と間違われた男。首折り男に助けられた男。首折り男に間違えた女とその夫の出会い。クワガタのいじめを罰する神さま。手の込んだ仕返しをする黒澤。男の書く小説が面白くなくなった理由。男と女、三人ずつの変な合コン。まったく異なった短編を首折り男につなげて最後にほっこりさせる。ピアノが弾けるって、かっこいいなと思いました。

首折り男と間違われた男。首折り男に助けられた男。首折り男に間違えた女とその夫の出会い。クワガタのいじめを罰する神さま。手の込んだ仕返しをする黒澤。男の書く小説が面白くなくなった理由。男と女、三人ずつの変な合コン。まったく異なった短編を首折り男につなげて最後にほっこりさせる。ピアノが弾けるって、かっこいいなと思いました。

首折り男と間違われた男。首折り男に助けられた男。首折り男に間違えた女とその夫の出会い。クワガタのいじめを罰する神さま。手の込んだ仕返しをする黒澤。男の書く小説が面白くなくなった理由。男と女、三人ずつの変な合コン。まったく異なった短編を首折り男につなげて最後にほっこりさせる。ピアノが弾けるって、かっこいいなと思いました。

p.316 顔も知らぬ他人とはいえ、確実な存在していたはずの「誰か」の自我が今は完全に消え、その、｢誰か｣はどこにもいない。そういった事実が恐ろしくてならない。 p.328 人と揉めるくらいなら自分の意見を引っ込める方がよほどいい、と私は子供の頃から考える性格だった。 p.388 あなたはつらいと感じたんだし、それと、どこかで苦しんでいる別の人のつらさを比べて、泣くのを我慢する必要は無いでしょ。つらいと思ったのは本当なんだから。わたし達は、誰かがどこかで大変な目にあっていても、目の前の生活で一喜一憂していくしかないんだよ。良くも悪くも誰もが自分の人生を、大事に、頑張って生きるしかないんだから。

まさに協奏曲。どうなの?どうなるの?と思いつつ読了。最後に「あーっ」となり、思わずニヤリ。