
楽園のカンヴァス
新潮文庫 新潮文庫
原田 マハ
2014年6月27日
新潮社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとはーー。山本周五郎賞受賞作。
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みんなのレビュー (16)
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とても良い作品
starstarstarstarstar 5.0 2021年05月30日
アンリ・ルソーが世の中に認められない中、ひたむきに絵を描いていく姿を見て、芸術家に良くある芸術家の死後に認められるという皮肉な現実を認識することが出来た。また、小説内に登場するピカソが新たなアートへ挑戦をアンリ・ルソーの才能の中に見出して、アートの世界の変換期が起こっていた事を認識する事が出来た。小説は、美術にまつわるミステリーという内容で一般的なミステリー小説とは違い展開が予測出来なかったが、バイラーがヤドヴィガの夫であるジョゼフだったのには驚かされた。ピカソやアンリ・ルソーの作品に興味を持ととてもに、アートの捉え方の奥深さをあらためて認識することが出来た。
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(無題)
-- 2019年12月11日
ルソーがぐったりしているところに、ヤドヴィカとピカソが来て、絵への情熱を語るところが感動。そして自分の絵が描かれたカンヴァスをくれたピカソ。借金してまでカンヴァスや絵具をルソーに買い与えたジョーゼフとヤドヴィカ。 そんなにみんなルソーの絵に魅せられたんだね。 ピカソも素敵に書かれてたなぁ。 ヤドヴィカが最後はルソーのモデルになって 永遠を生きること、を選んだのが嬉しいとゆうかなんとゆうか。。。 織絵が、ティムのジェットラグを直す為に 動物園に連れて行った下りも好き。 バイヤー氏の絵に対する純粋な想いにも胸を打たれた。 絵画をめぐって渦巻く黒い思惑は嫌な感じがしたけど、純粋に絵を愛している人達がやっぱりその正義を貫いてくれて、とても感動した。
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たゆとうとセットでかった。面白そうですが
情熱の予感。ワクワクします。
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