楽園のカンヴァス

新潮文庫 新潮文庫

原田 マハ

2014年6月27日

新潮社

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとはー。山本周五郎賞受賞作。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

原田マハ「楽園のカンヴァス」

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0
2019年12月20日

みんなのレビュー (15)

Readeeユーザー

初めてのマハ

starstarstarstar 4.0 2018年06月13日

美術物のノンフィクションは何冊か読みました。しかしこのミステリーのような形態は初めてでした。 面白いですね。しばらく氏の作品にハマりそうです。

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ころんび

(無題)

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3.6 2024年01月10日

読み始めてからかなりの時間が経ってるので冒頭エピソードが曖昧だけど、娘と母の存在感がかなり薄れたな〜という感じ。 結局過去に焦点が当たってるから現在の話は省かれちゃって、そこもうちょっと読みたいのに〜!ってきもち。 ストーリーは絵画に絡めてあって、サスペンスではないけどミステリーって感じで面白かった。

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Readeeユーザー

最高のエンタメ

starstarstarstarstar 5.0 2023年10月04日

原田マハ14 年の作品。 アンリ・ルソーの代表作「夢」によく似た「夢を見た」の真贋鑑定を巡り、二人のルソー研究家の物語が展開する。 様々な思惑が入り乱れる中、ルソーの晩年と、真贋鑑定の過去と現在が交錯し、最後まで惹きつけられてあっという間に読了。面白かった!

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みずたま

(無題)

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3.6 2023年08月09日

やっと読みました。ルソー、どうなんでしょう。今はもうしっかり名画の仲間入りしてると思うのですが、見慣れすぎちゃってるのかな?全然ヘタにも見えないし。ちょっとした種明かしみたいなのがなくても充分面白かったです。もし本当にピカソの絵が下に隠されてたとしたら見たいけれども、見えないところに価値がありそう。今だったら剥がさず鑑賞できそうですね。

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Readeeユーザー

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3.5 2023年08月04日

すごいものを読んでいるという実感がある。 すべてが望みの理想的なハッピーだとは思わないけど、そんな苦い部分や否定したくなるものも全部含めたうえで、重みを感じる。

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たきひろ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2023年07月26日

アンリ・ルソーとピカソの絵画ではなく人物に重きを置いたミステリー。登場人物2人の想いをはっきりとかつぼやけて描くラストはすごくよかった。しばらく余韻に浸れるほどに読み終えた瞬間からも楽しめる良本。

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たきひろ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年10月29日

アンリ・ルソーとピカソの絵画ではなく人物に重きを置いたミステリー。登場人物2人の想いをはっきりとかつぼやけて描くラストはすごくよかった。しばらく余韻に浸れるほどに読み終えた瞬間からも楽しめる良本。

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古今東西の本棚

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年05月15日

アンリ・ルソーの真贋判定を1週間でしてもらいたいという奇妙な依頼を受け、ルソーの研究者であるティム・ブラウンは、スイスの都バーゼルに向かう。そこで彼が目にしたものは、ミレーの『夢』にそっくりな一つの絵だった。絵画ミステリーって珍しいですが、実に面白く勉強になりました。 ラストの真贋鑑定のライバル早川織絵の言葉が胸を打ちます。少し前に中野京子著の怖い絵を読んでいたのも良かったのかも。

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Readeeユーザー

とても良い作品

starstarstarstarstar 5.0 2021年05月30日

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えってぃ

愛を感じるミステリー

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4.2 2021年03月02日

私がミステリーを読むことに慣れていないのは、グロテスクな描写が苦手だからだ。その概念が覆された。ルソーやピカソといった世界で最も有名な画家たちの物語と、彼らの作品を受け継ぎ観る人々の物語。 その二つの物語、伏線が散りばめられた美術の歴史ストーリーが、最後には意表をつきながらも安心感を与えてくれながら一つになる。鳥肌が立った。 出てくる作品は実在するものばかりで、美術に精通していない私でも、それがらどんな作品かググりながら読み進めると、面白さが増した。 ミステリー×芸術という組み合わせを通して、そしてストーリーの美しさを通して、読者に美術の面白さを伝えてくれる。

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saochan

穏やかな美術ミステリー

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3.3 2021年02月28日

これといったスリルとかがある訳ではないけれど続きが気になって読み進めてしまう不思議な物語でした。絵画に詳しくないため、アンリ・ルソーは名前ぐらいしか知らず、ピカソと関わりがあったことも初めて知りましたが、作品名が出てくる度、検索して絵を見るのが楽しかった。フィクションなのに史実に上手くからめているし、登場人物が素敵なので本当の話なんじゃないかと思いたくなる作品でした。美術館に行きたくなった。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2019年12月11日

ルソーがぐったりしているところに、ヤドヴィカとピカソが来て、絵への情熱を語るところが感動。そして自分の絵が描かれたカンヴァスをくれたピカソ。借金してまでカンヴァスや絵具をルソーに買い与えたジョーゼフとヤドヴィカ。 そんなにみんなルソーの絵に魅せられたんだね。 ピカソも素敵に書かれてたなぁ。 ヤドヴィカが最後はルソーのモデルになって 永遠を生きること、を選んだのが嬉しいとゆうかなんとゆうか。。。 織絵が、ティムのジェットラグを直す為に 動物園に連れて行った下りも好き。 バイヤー氏の絵に対する純粋な想いにも胸を打たれた。 絵画をめぐって渦巻く黒い思惑は嫌な感じがしたけど、純粋に絵を愛している人達がやっぱりその正義を貫いてくれて、とても感動した。

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Readeeユーザー

映画の様な

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3.2 2019年04月30日

清々しい映画を見たような気分で読了。 最近は毒々しい本ばかり読んでたので特に爽やかさん。笑

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Haba Masato

(無題)

starstarstarstar 4.0 2018年07月31日

ファンになってしまいました! もっと読みたいです!

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2017年12月21日
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