ヒア・カムズ・ザ・サン

新潮文庫

有川 浩

2013年10月31日

新潮社

539円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として名声を得ているはずだったが、真也が見た真実はー。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」を収録。有川浩が贈る物語新境地。

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みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

starstar 2.0 2019年03月02日

この人の文章、あまり好きじゃない。 くどいというか、うまくいえないけど自分には合わない。

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Readeeユーザー

(無題)

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4.4 2018年01月27日

前半部分を読み終えて、涙、なみだの連続でした。表現者が体内に蓄えている感情の圧倒的エネルギーとそれを表現する才能、表現された物語に寄り添う編集者。この辺りがイキイキと描かれていて、実に巧みですね。巧みといえばこの物語は、たった7行のあらすじから生まれたんですね。「ヒア・カムズ・ザ・サン」という演劇のあらすじから、本書の著者の有川浩が小説を、そして演劇集団キャラメルボックスの代表で構成・演出を手掛ける成井豊が別の物語を生み出すという企画から生まれました。その後有川は、舞台の設定と登場人物を生かして、もう一つの物語「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」を書き下ろしたんです。本書には、その2つの物語が収められています。 ところで7行のあらすじとは「出版社で働く30歳の真也は、物や場所に残された人間の記憶が見える。ある日、会社の同僚のカオルの父がアメリカから20年ぶりに帰国した。彼はハリウッドで映画の仕事をしているという」というものです。 この作家は、図書館戦争シリーズや自衛隊三部作、三匹のおっさんなどライトノベルっぼい小説に人気が集中しているようですが、僕は阪急電車や植物図鑑が好きですね。今回、この作品と巡り合えた事で、また一つ好きな作品が増えました。

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