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儚い羊たちの祝宴
新潮文庫 新潮文庫
米澤 穂信
2011年7月31日
新潮社
737円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。
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ライトで猟奇な、上手い短編集
starstarstarstar 4.2 2023年05月14日
star
帯が「大どんでん返し!」となってて、まあそうなんだけど、それよりは気の利いた終わらせ方をした猟奇ミステリー短編集という方が合ってる気がする。
また、全体を通じて女学生、もしくは若い女性の奉公人が語り手となり、そして時代は昭和初期?あたりの、なんというか古めかしさを漂わせた雰囲気作りがどの作品でも通底して上手く、さすがだなと思わせる作品。
なお、人肉食的とかその他酷いも出ては来るんだけど、全然重くないというか、むしろ「上手い!」となる幹事の軽妙さが米澤穂信の持ち味だなぁと思わせられた。
そして、私は小栗虫太郎とジーヴスくらいしか分からなかったけど、過去の諸作品のオマージュ?みたいなものがいっぱいある模様。また、特に最後の作品なんかではよく感じたが、米澤穂信さんは古典系統もよく読まれててすごいなぁと思います。
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読みながら、「うわ、スゴ…」と口に出して呟いていた。 記念すべき、初・米澤穂信作品でした。
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