迷宮

新潮文庫

中村 文則

2015年3月28日

新潮社

506円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

胎児のように手足を丸め横たわる全裸の女。周囲には赤、白、黄、色鮮やかな無数の折鶴が螺旋を描くー。都内で発生した一家惨殺事件。現場は密室。唯一生き残った少女は、睡眠薬で昏睡状態だった。事件は迷宮入りし「折鶴事件」と呼ばれるようになる。時を経て成長した遺児が深層を口にするとき、深く沈められていたはずの狂気が人を闇に引き摺り込む。善悪が混濁する衝撃の長編。

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Readeeユーザー

心に闇を持つもの同士

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3.5 2019年07月11日

心に「暗」「陰」を抱えた人々。似た者同士。死にたくはないが殺してほしい・・・。強い陰鬱さに引き込まれる。

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