ドナウの旅人 下

新潮文庫 みー12-4 新潮文庫

宮本 輝

1988年6月29日

新潮社

935円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

絹子は娘・麻沙子の説得にも応じず、ドナウの終点、黒海まで行くと言い張る。絹子の若い愛人・長瀬の旅の目的に不安を感じた麻沙子とシギィは、二人に同行することにした。東西3000キロ、七ヶ国にまたがるドナウの流れに沿って二組の旅は続く。様々な人たちとの出逢い、そして別れー。母と娘それぞれの、年齢を超えた愛と、国籍を超えた愛を、繊細な筆致で描き上げた人生のロマン。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(4

starstarstar
star
3.7

読みたい

6

未読

0

読書中

0

既読

41

未指定

56

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

yum

(無題)

-- 2023年01月29日

長かった、本当にドナウを一緒に旅をしているような、そんな気持ち。 「欠点の消滅によってひとつの美徳が生まれるのではなく、欠点は欠点のままその人のちょっとした心の作動で美徳と生まれ変わる」 「私はシギィの枝分かれ、流れても流れても結局シギィの元に戻ってくる」 「人生は不思議だ」 「私たちは発端も終わりも知らない、知っているのは過程のみだ」

全部を表示

あおたん

壮大な叙述

starstarstar
star
3.4 2020年02月06日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください