螢川・泥の河

新潮文庫 みー12-9 新潮文庫

宮本 輝

2005年11月30日

新潮社

506円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

戦争の傷跡を残す大阪で、河の畔に住む少年と廓舟に暮らす姉弟との短い交友を描く太宰治賞受賞作「泥の河」。ようやく雪雲のはれる北陸富山の春から夏への季節の移ろいのなかに、落魄した父の死、友の事故、淡い初恋を描き、蛍の大群のあやなす妖光に生死を超えた命の輝きをみる芥川賞受賞作「蛍川」。幼年期と思春期のふたつの視線で、二筋の川面に映る人の世の哀歓をとらえた名作。

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みんなのレビュー (4)

かいかい

(無題)

starstarstarstar 4.0 2023年10月06日

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yum

(無題)

-- 2022年11月08日

戦後、人が喪失した感情、生きる哀しみと暮らしの哀しみを描く。淫売を生業とする母の娘の、"お米に手を入れると温かい"の言葉、ぞっとしたが、美徳との称されているのに驚いた。その発想は、感情は持ち合わせてない。 子供の目を通してみる淀んだ世界、世界がシンプルに見えて、綺麗に淀んだ水をごくごく飲んでる感覚になる。 文学的、新しい世界に触れた。

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あおたん

情緒

starstarstar 3.0 2020年01月10日

昔の本ってなんでこんなに情緒溢れるんだろうなあ。 情緒、哀愁、という感じ… 物語にのめり込む感じではないんだけど、静かに読み耽ってしまう。 胸にしんと広がる感じ。 情景は美しく、人間は生々しく、描かれる。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.5 2017年06月08日

戦後間もない時代の大阪や富山?を描いた作品で、正直古すぎるので特にノスタルジックは感じなかった。 ただ、全体的に物悲しい雰囲気や、蛍の描写などはさすがにすごい。 この人の作品はいつも思うのだが、ストーリーはそれほど突飛ではないのに、ついのめり込んでしまう。 文章力というやつだろうか。

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