遭難者の夢

家族狩り第2部

新潮文庫

天童荒太

2004年3月31日

新潮社

572円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

あの日の光景をふり払おうと酒に溺れていた浚介は、さらなる痛みを味わう。游子は少女をめぐり、その父親と衝突する。亜衣は心の拠り所を失い、摂食障害から抜け出せずにいる。平穏な日々は既に終わりを告げていた。そして、麻生家の事件を捜査していた馬見原は、男がふたたび野に放たれたことを知る。自らの手で家庭を破壊した油井善博がー。過去と現在が火花を散らす第二部。

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