
戦争と平和 1
新潮文庫 トー2-9 新潮文庫
トルストイ
2005年8月31日
新潮社
1,045円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件に際して発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆のありさまを余すところなく描きつくすことを通して謳いあげた一大叙事詩。1805年アウステルリッツの会戦でフランス軍に打ち破られ、もどってきた平和な暮しのなかにも、きたるべき危機の予感がただようロシ社交界の雰囲気を描きだすところから物語の幕があがる。
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(無題)
トルストイ「戦争と平和」…長かった……。。。終わらないかと思いました。数年前に読んだ「アンナ・カレーニナ」が好きだったので、サクッと読めると思っていたのですが、甘かった…。学校体育の持久走しか走ったことのない人間が、いきなりフルマラソンさせられたような読了感。 長さ云々よりも、通りすがりの人でさえ細かく描いていく、丁寧すぎる描写が肌に合わず、読書にスピードがでなかったのが敗因です。物語部分は、アンドレイとピエールの苦悩具合や求道精神も描けていて、嫌いではなかったのですが(ここの面白さで何とか最後まで辿り着けた感じです)、戦争の部分に魅力を感じられず、戦争最後のあたりは斜め読み気味になってしまいました…。 559人とかいう登場人物の多さは覚悟していたので、大事そうな人はエクセルファイルにメモしながらなんとか…。(このメモ作業だけでもかなり時間のロス@泣)ちなみに、私がメモったのは340人。にしても、やはりロシア語の名前は覚えにくい! また、エピローグの第2部がトルストイの歴史観を語った、哲学チックな長い論文でビックリ!彼のこの作品への興奮具合は伝わってきましたが、あまりにもそれまでと違う印象で、別作品として成立させても良かったような気も…。最後にまたパンチをくらったのは間違いないです(笑) 巻末に「戦争と平和についての数言」も収録されていたので、エピローグと重なり理解には○。「それぞれ自由に生きているように見える人間であるが、実は所属している集団の中の大きな波の中で動かされているのだ」というようなトルストイの考え方はよく分かりました。にしても、長かった…。走り終えた満足だけはあります(笑)
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(無題)
トルストイ「戦争と平和」…長かった……。。。終わらないかと思いました。数年前に読んだ「アンナ・カレーニナ」が好きだったので、サクッと読めると思っていたのですが、甘かった…。学校体育の持久走しか走ったことのない人間が、いきなりフルマラソンさせられたような読了感。 長さ云々よりも、通りすがりの人でさえ細かく描いていく、丁寧すぎる描写が肌に合わず、読書にスピードがでなかったのが敗因です。物語部分は、アンドレイとピエールの苦悩具合や求道精神も描けていて、嫌いではなかったのですが(ここの面白さで何とか最後まで辿り着けた感じです)、戦争の部分に魅力を感じられず、戦争最後のあたりは斜め読み気味になってしまいました…。 559人とかいう登場人物の多さは覚悟していたので、大事そうな人はエクセルファイルにメモしながらなんとか…。(このメモ作業だけでもかなり時間のロス@泣)ちなみに、私がメモったのは340人。にしても、やはりロシア語の名前は覚えにくい! また、エピローグの第2部がトルストイの歴史観を語った、哲学チックな長い論文でビックリ!彼のこの作品への興奮具合は伝わってきましたが、あまりにもそれまでと違う印象で、別作品として成立させても良かったような気も…。最後にまたパンチをくらったのは間違いないです(笑) 巻末に「戦争と平和についての数言」も収録されていたので、エピローグと重なり理解には○。「それぞれ自由に生きているように見える人間であるが、実は所属している集団の中の大きな波の中で動かされているのだ」というようなトルストイの考え方はよく分かりました。にしても、長かった…。走り終えた満足だけはあります(笑)
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