フェルマーの最終定理
新潮文庫 新潮文庫
サイモン・シン
2006年6月30日
新潮社
1,045円(税込)
科学・技術 / 文庫
17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったがー。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション。
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数学の面白さが素人にもわかります
フェルマーの最終定理は、17世紀の数学者ピエール·ド·フェルマーが残した「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」というメモ書きから始まり、世界中の数学者が300年に渡って挑戦したが解けなかった超難問。この物語の始まりだけで興味をそそられる! 数学の証明は完全無欠であり、一つ一つの論理が確実に確かめられるとのこと。以前読んだ数学者の書いたAIの話でも読解力の重要性がかかれていたが、数学とは数字への強さも必要だが論理的思考が何より重要なんだと知りました。 細部まではもちろん分からないが(フェルマーの最終定理の証明は数学者でも理解することが難しいとのこと)、証明に至るまでの考え方(志村=谷山予想とフェルマーの最終定理が関係があり、背理法にて証明。志村=谷山予想は楕円方程式とモジュラー形式が対応しているとの考えで祖の証明に数学的帰納法を利用…などなど)が分かりやすく述べられていて、数学から15年ほど離れている私にも興味深く読み進めることができた。またフェルマーの最終定理を証明したアンドリューワイルズ初め、天才と思われる数学者の人間らしさも描かれていて数学が少し身近に感じられた。高校の時数学は好きだったが、手も足も出ない問題がいくつもあった。高校時代この本に出会えていたら、もっと数学の先の面白さを見据えて諦めずに取り組むことができたかなと感じた。 実は10年前に一度読んだ作品。その時の感想は記録しておらず覚えていないが数学は面白い!と思ったような気がする。また何年か後にもう一度読みたい作品です。
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文音こずむ
(無題)
初めての読了報告が、この本でよかった。
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