フェルマーの最終定理

新潮文庫 新潮文庫

サイモン・シン

2006年6月30日

新潮社

1,045円(税込)

科学・技術 / 文庫

17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったがー。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(58

starstarstarstar
star
4.07

読みたい

362

未読

109

読書中

40

既読

360

未指定

573

書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

サイモン・シン「フェルマーの最終定理」

--
0
2019年12月16日

みんなのレビュー (6)

文音こずむ

(無題)

-- 2023年04月22日

初めての読了報告が、この本でよかった。

全部を表示

Readeeユーザー

ドラマ仕立てのの読み物を期待していた

star
star
1.4 2022年11月16日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

数学界のフェルマーへの挑戦

starstarstar
star
3.6 2021年05月31日

フェルマーが「証明をもっている」と記しつつ、実際の証明を残さなかったものの中でも、350年間数学者たちの攻略を阻んできた最終定理が、どのように証明されたのかを、難しい数学の中身ではなく、人間にスポットを当てて描いている。作者の取材力がすごいし、最終定理の証明が完成するクライマックスはとても引き込まれる。天才たちがすごく頑張っている様子が、中身を理解できずとも生々しく伝わってきて、とても面白かった。

全部を表示

Readeeユーザー

算数数学は苦手

starstarstar
star
3.3 2021年03月31日

どれだけ凄いことなのは分からないけれど とにかく凄いことなんだとは分かった 理解はできなくとも読み物として面白かった

全部を表示

tanukichi

数学の面白さが素人にもわかります

starstarstarstar
star
4.5 2020年04月02日

フェルマーの最終定理は、17世紀の数学者ピエール·ド·フェルマーが残した「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」というメモ書きから始まり、世界中の数学者が300年に渡って挑戦したが解けなかった超難問。この物語の始まりだけで興味をそそられる! 数学の証明は完全無欠であり、一つ一つの論理が確実に確かめられるとのこと。以前読んだ数学者の書いたAIの話でも読解力の重要性がかかれていたが、数学とは数字への強さも必要だが論理的思考が何より重要なんだと知りました。 細部まではもちろん分からないが(フェルマーの最終定理の証明は数学者でも理解することが難しいとのこと)、証明に至るまでの考え方(志村=谷山予想とフェルマーの最終定理が関係があり、背理法にて証明。志村=谷山予想は楕円方程式とモジュラー形式が対応しているとの考えで祖の証明に数学的帰納法を利用…などなど)が分かりやすく述べられていて、数学から15年ほど離れている私にも興味深く読み進めることができた。またフェルマーの最終定理を証明したアンドリューワイルズ初め、天才と思われる数学者の人間らしさも描かれていて数学が少し身近に感じられた。高校の時数学は好きだったが、手も足も出ない問題がいくつもあった。高校時代この本に出会えていたら、もっと数学の先の面白さを見据えて諦めずに取り組むことができたかなと感じた。 実は10年前に一度読んだ作品。その時の感想は記録しておらず覚えていないが数学は面白い!と思ったような気がする。また何年か後にもう一度読みたい作品です。

全部を表示

nero

数学を知らなくても面白い!

starstarstarstar
star
4.5 2019年07月02日

数学をあまり知らなくても問題がないような分かりやすい解説と丁寧な説明、アンドリュー・ワイルズという人間の魅力がつまった一冊でした。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください