法廷の銃声
新潮文庫
リチャード・スペイト / 北条元子
1988年4月1日
新潮社
512円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
12歳の娘を乱暴されたうえ、殺された母親は、不利な判決など予想もしなかった。だが、犯人擁護の厚い壁に阻まれて、裁判は思うように進まず、彼女はしだいに絶望していく。そして当日、耳をつん裂く銃声が、法廷の静寂を破ったー。娘を暴力に奪われた母親の悲しみと、目前で息子を失った犯人の母の苦しみと、どちらが同情されるべきなのか?現役の法廷弁護士が提起する問題作。
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