井上成美

阿川弘之

1986年9月30日

新潮社

2,563円(税込)

小説・エッセイ

昭和50年暮、一人の元海軍大将が死んだ。戦後、清貧の生活を貫いたこの人こそ、敗戦前夜、一億玉砕を避けるべく終戦工作に身命を賭した井上成美だった。開戦前、米内光政・山本五十六とともに日独伊三国軍事同盟に反対し、無謀な対米戦争回避を主張。戦時下にあっては兵学校長として英語教育廃止論を退ける等、時流に抗して将来を見通す全人教育を目指した。狂熱の時代に、さめた知性と合理性を保ち続けた〈意志の人〉の悲劇的な生涯。「山本五十六」「米内光政」につづく海軍提督三部作

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