浅間

立松和平

2003年9月25日

新潮社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

街道沿いの宿場町での女郎勤めを終えた、若い娘ゆい。「お蚕さまを育てたい。醜い虫から清らかな姿になるのは、お蚕さまだけだから…」故郷の村で、働き者の夫や気のいい女友達、慈悲深い和尚に見守られた、安寧の日々が始まる。桑の葉を食んで純白に生まれ変わっていく蚕、山が鳴り始めても、一心に世話を続けるゆい、そして豊かな恵みがもたらされるが…。息を呑む大惨事、降りしきる熱い灰、すべてを埋め尽くす土石流。命のはかなさと新しき家族の再生が胸にせまる傑作。天明三年の大噴火に翻弄される人々を描く歴史小説。

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