野火の夜

望月 諒子

2023年2月20日

新潮社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

野火がやってきたら、誰にもなんにも出来ん。次々と見つかる血塗れの五千円札と、一人のジャーナリストの死。フリーの記者・木部美智子は、複雑に絡み合った事件の根を追ううちに、由良半島の村で起こった戦中戦後の悲劇を知ることとなるーー。遠い昭和から渇いた現代へ、時を越えて回る火の手は何を炙り出すのか。『蟻の棲み家』に続く「木部美智子シリーズ」最新刊。

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