
酒仙
南条竹則
1993年12月31日
新潮社
1,388円(税込)
小説・エッセイ
一文無しとなった旧家の御曹司・暮葉左近は、世をはかなんで死のうとしたところを、「蓬莱酔八仙人」の一人・鉄拐李に助けられる。徳利真人として蘇った左近は、日々清らかな酒を飲んで酒仙の道に精進する。ある時は「龍宮」で泡盛の古酒を、ある時は崑崙山の仙酒竹葉青酒を味わい、そして甲州勝沼の葡萄酒ルバイヤートから、果ては洞庭君の秘蔵酒龍涎香にまでも酔いしれる。そんなある日、邪悪な酒〈魔酒〉を醸す酒蔵業主・三島業造が目の前に現われてー。バラモン教の祭式、西方の三博士から哲学ギャグまで盛り込んだ、抱腹絶倒、酩酊確実の酔っぱらい小説誕生。第5回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。
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