藤田宜永

2000年4月20日

新潮社

1,760円(税込)

小説・エッセイ

潜入先には人の気配があった。どうすればいい?指名手配中の男には、司直の手にかかってはならない理由があった。湘南の太陽のせいだった。密室の熱気は男の判断力を奪っていった。隣室の気配が妄想に拍車をかけた。窓から妙なものが見えた。凧だった。その持ち主も作り手も、男は知っていた。電線に絡まって凧は揺れていた。刑事とは顔見知りだった。共にカラオケに興じた仲だ。覗き穴からその横顔がはっきり見え、男はおののいた。妻は見知らぬ女となって男を苛んだ。見知らぬ妻に激しい恋情を覚える自分を、男は怪しんだ…。恐怖と快楽の密室サスペンス。

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