闇の中の男

ポール・オースター / 柴田 元幸

2014年5月31日

新潮社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

祖父と孫娘が、眠れぬままに語る家族の秘密と歴史ーポール・オースターが21世紀に生きる人すべてに贈る、闇の中の光の物語。全米各紙でオースターのベスト・ブック、年間のベスト・ブックと絶賛された、感動的長編。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

全部読んだわけじゃないからあれだけどオースターの作品の中では一番好きかも。 911に触発されて書かれた作品。 引退し、娘と孫娘と三人で暮らす書評家の想像から生まれた「911が無くイラクでも戦争していないが内戦状態にあるアメリカ」物語中の虚構がやがて実物語と交差していき…という物語。 オースターの作品について自分はよくも悪くも「物語」をいっきにダンプアウトしたような勢いを感じ、そこが魅力でもあったのだけどこれは虚実取り混ぜでよく練られた作品という印象を受けた。 アドリブ一発とよく計算されたソロの違いという感じかな。どっちも素晴らしいので凄いことだけど。

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