トマス・ピンチョン全小説 スロー・ラーナー

トマス・ピンチョン / 佐藤 良明

2010年12月22日

新潮社

3,520円(税込)

小説・エッセイ

華氏37度で変わらぬ外気、階下では終わらぬパーティ。温室のような部屋でひそやかに暮らす男と女は終末の予感のなかでー鮮烈な結末と強靱な知性がアメリカ文学界に衝撃を与えた名篇「エントロピー」。“革命”を夢見る少年たちの秋を描く、詩情溢れる「シークレット・インテグレーション」、年間最優秀短篇として『O・ヘンリー賞作品集』に収録され、デビュー長篇『V.』の一章へと発展してゆくスパイ小説「アンダー・ザ・ローズ」など、眩いほどの才能に満ちた全五篇、著者唯一の短篇集を新訳。ダメキャラに熱力学、ゴミに機械に帝国主義、スパイ、神話、ポップ・カルチャー…。のちのピンチョン作品の萌芽を見るもよし、一篇たりとも読み逃せない作品群に加え、作家本人による仰天のこき下ろし自作解説、訳者による目から鱗の解説・訳註を収録。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

自分は国文科卒であるが圧倒的に英米文学のほうが好きでそういう者にとって天才だのノーベル賞確実だのと言われてるピンチョンはまぁ読むべき作家、ということになる。 しかし、過去に何度かトライしてみたものの全然面白く無くて、短編集だったらいけるのでは、と思ってこれを読んでみた。 結論としてはピンチョン俺には合わない、ということが分かった^^;

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