
メモリー・ウォール
新潮クレスト・ブックス
アンソニー・ドーア / 岩本 正恵
2011年10月31日
新潮社
2,200円(税込)
小説・エッセイ
老女の部屋の壁に並ぶ、無数のカートリッジ。その一つ一つに彼女の大切な記憶が封じ込められていたー。記憶を自由に保存・再生できる装置を手に入れた認知症の老女を描いた表題作のほか、ダムに沈む中国の村の人々、赴任先の朝鮮半島で傷ついた鶴に出会う米兵、ナチス政権下の孤児院からアメリカに逃れた少女など、異なる場所や時代に生きる人々と、彼らを世界に繋ぎとめる「記憶」をめぐる6つの物語。英米で絶賛される若手作家による、静謐で雄大な最新短篇集。O・ヘンリー賞受賞作「一一三号村」およびプッシュカート賞受賞作「ネムナス川」を収録。
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toruo
(無題)
少し前に読んだ「全ての見えない光」という作品が良かったので短編集も手に取ってみた。「記憶」をテーマに書かれた短編が6編。作家は想像力をどこまで発揮できるか試すかのようにいろんな舞台設定で物語を作っている。表題作は少しSF仕立てで、記憶を自由に外部保管、再生できる世界の物語、他にも不妊治療を扱ったもの、ダムに沈む中国の村の話、両親の相次ぐ死でアメリカからリトアニアに渡った少女の話、第三帝国のハンブルグから奇跡的にアメリカに逃れたユダヤの少女の物語などなどどれも読み応えのある作品ばかり。他の作品も読んでみたいと思った。
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