終わりの感覚

新潮クレスト・ブックス

ジュリアン・バーンズ / 土屋 政雄

2012年12月21日

新潮社

1,870円(税込)

小説・エッセイ

穏やかな引退生活を送る男のもとに、見知らぬ弁護士から手紙が届く。日記と500ポンドをあなたに遺した女性がいると。記憶をたどるうち、その人が学生時代の恋人ベロニカの母親だったことを思い出す。託されたのは、高校時代の親友でケンブリッジ在学中に自殺したエイドリアンの日記。別れたあとベロニカは、彼の恋人となっていた。だがなぜ、その日記が母親のところに?-ウィットあふれる優美な文章。衝撃的エンディング。記憶と時間をめぐるサスペンスフルな中篇小説。2011年度ブッカー賞受賞作。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

友達に薦められたし、ブッカー賞も受賞している、ということで読んでみました。 60過ぎで引退生活に入った男のところに、20代で自殺した友達の日記を遺贈する旨、当 時付き合ってた女性の母親からの遺言が500ポンドとともにもたらされます。 自殺の真相を知るべく、昔の彼女に連絡をとる主人公。 そして昔のことが諸々判明してきて…という話。 前半は「こころ」って確かこんな感じの話じゃなかったか、と思いながら後半は憂鬱な感じで読み終わりました。 正直、昔の若気の至りをいつまでも根に持たれても、と思ったし、それならそれでちゃんと言いたいことは言えばいいのに...思わせぶりをタラタラと…ということで自分には全く合いませんでした。残念。

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