官僚たちの縄張り
新潮選書
川北隆雄
1999年2月25日
新潮社
1,430円(税込)
人文・思想・社会
霞が関のエリート官僚はなぜ、いつも失敗し、腐敗するのか。政策を誤って日本経済を衰弱させただけではない。大蔵、厚生省汚職、防衛庁事件、そのほか官僚腐敗の実例は、限りがない。それは、官僚機構の本質的な無責任性に起因する。官僚たちは事実上の政策決定、つまり政治を執り行いながら、最後は、「われわれは役人にすぎない」と逃げるのだ。本書は数多くのデータを示しながら、霞が関の行動原理をあらゆる角度から解剖した。
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