被差別の食卓
新潮新書
上原善広
2005年6月17日
新潮社
814円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
大阪のある被差別部落では、そこでしか食べられない料理がある。あぶらかす、さいぼし…。一般地区の人々が見向きもしない余り物を食べやすいように工夫した独自の食文化である。その“むら”で生まれ育った著者は、やがて世界各地にある被差別の民が作り上げた食を味わうための旅に出た。フライドチキン、フェジョアーダ、ハリネズミ料理ー。単に「おいしい」だけではすまされない“魂の料理”がそこにあった。
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