さもしい人間

正義をさがす哲学

新潮新書

伊藤恭彦

2012年7月31日

新潮社

792円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

現代人は「人類史上最もさもしい人々」かもしれない。次々現れる新しい機器、膨大な消費電力、捨てるほどの食料…その陰にある犠牲に目をつぶりながら、快楽を貪欲に追求し続けている。この「さもしさ」から私たちは逃れられないのか?アンパンマンが実現している正義を現実のものにはできないのか?政治哲学の大きな問題について、ユーモアを交えた低空飛行の視点で考える。あえて「青臭い議論」に挑んだ意欲作。

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