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国際主義との格闘
日本、国際連盟、イギリス帝国
中公叢書
後藤春美
2016年5月31日
中央公論新社
2,310円(税込)
人文・思想・社会
近年再評価が進む国際連盟は、医療などの社会・人道的活動を通じて東アジアでも国際協調を模索した。しかしそうした活動は、日本やイギリスが築いていた帝国に基づく国際秩序と摩擦を生み、日本は満洲事変を経て連盟を脱退する。政治と切り離した活動を期待されたはずの連盟に対し、日本が反発を強めたのはなぜか。連盟を支えながら、最大の帝国であり続けたイギリスは何をめざしていたのか。各々の思惑が交錯するなか、東アジアで展開した国際主義の試みに、新たな光を当てる。
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