王政復古

慶応三年十二月九日の政変

中公新書

井上勲

1991年8月1日

中央公論新社

990円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

徳川幕府の政権奉還ののちも、岩倉具視や西郷隆盛らによる真の朝廷政権樹立の画策が進められた。慶応3年12月8日、薩摩・土佐藩など5藩士は岩倉邸に集合、翌日のクーデター断行が告げられた。その後、席を朝議の場に移して、激論は9日朝におよぶ。この朝議がはねて間もなく、王政復古の大号令が渙発された。これより戊辰戦争の戦火が立ち昇る。それぞれの思惑を秘めて時代の大転換期に臨んだ人々の動きと、歴史的意義を検証。

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