サウジアラビア

岐路に立つイスラ-ムの盟主

中公新書

小山茂樹

1994年5月31日

中央公論新社

811円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

広大なアラビア半島の砂漠地帯にあってメッカ、メディーナのイスラーム二大聖地を抱える国、サウジアラビア。世界の石油情勢の動向を支配するこの国の理解なしに中東と石油を理解するのは不可能である。それにもかかわらず、自由な取材活動が制限されていることもあり、そのイメージは依然として砂漠の王国の域を出ない。本書は建国から湾岸戦争後の今日に至るこの国の実像を、可能な限り広い視野からダイナミックに描き出す。

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