原発事故と「食」

市場・コミュニケーション・差別

中公新書

五十嵐 泰正

2018年2月22日

中央公論新社

902円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 新書

農水産物の一大供給地であった福島は、3・11以後、現在にいたるまで、「デマ」や風評が飛び交い、苦しい状況に追い込まれている。一方で、原発事故と震災の忘却は着実に進行している。本書は、流通や市場の課題、消費者とのコミュニケーション、差別の問題などから、「食」について多面的に論じる。「食」を通して、あの事故がもたらした分断を乗り越えられるのかー。これからの社会を考える試み。

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